初めての歌舞伎観劇は楽しみですよね。せっかくチケットを買って出かけるのですからお値段以上に楽しみたいと思います。単純にお芝居を観るということだけでなく「歌舞伎を観る」という非日常、ハレの日を楽しむために初めて歌舞伎を見に行かれる方向けに知っていたらより楽しめるポイントとしなくてもいいことをまとめました。
どれを観に行く?公演情報をチェック
公演情報を探そう
初めて観る歌舞伎、どんな演目を選んだら良いのかわからないという人も多いですよね、どんなお芝居をやっているのかわからない、そんなときは先ず「公演情報」をチェック。
歌舞伎が上演される会場は、東京の歌舞伎座、国立劇場、名古屋は御園座、大阪は松竹座、京都は南座、福岡は博多座などですので、「歌舞伎 劇場名」で検索したり、松竹の「歌舞伎美人」というサイトを検索したりすると何らかの情報に出会えます。
2023年は市川團十郎白猿(十一代目市川海老蔵)さんの襲名披露で地方巡業もありますので、「歌舞伎、都道府県名」で検索して、行ける劇場に歌舞伎が来るのであれば是非、お時間を作っていただけたらと思います。
どんな演目を観たらいの?
どんな演目を見たらいいのか気になりますよね、でも出会いはタイミングですから自分が行きたいと思った時にやっている演目を選べばいいと思います。
題名を見てもなんだかよくわからないし・・・題名を見てピピッと来たものでオッケーです。
テレビでよく観る歌舞伎俳優さんをお目当てにしてみるのもいいと思います。
市川團十郎、市川新之助、中村勘九郎、市川猿之助、尾上松也、市川中車などなど気になる俳優さんの名前でチェックしてみるのもアリです。
お値段いろいろ、チケットはどれを買えばいい?
チケットはどこで売ってるの?
チケットを買うなら『チケットWeb松竹』での購入をおすすめします。無料の会員登録が必要ですが、チケットぴあ等を利用するときも同じですよね。
松竹株式会社という歌舞伎の興行主催者が運営していて、松竹保有の劇場での公演はもちろん、それ以外の劇場で行われる歌舞伎公演のチケットも取り扱っています。
それ以外は、『チケットぴあ』や『イープラス』などのプレイガイドや、劇場がそれぞれに販売サイトを持っているケースもあります。
歌舞伎のチケットって取りにくい、すぐに売り切れると思われがちですが会場や演目によりそんな場合もありますが、こまめにチェックすれば意外と買えます。
歌舞伎は1ヶ月間毎日公演をやっているので、観たいと思った時にフラっとチケットが買えて観に行けるのも魅力だったりします。
どの辺りのチケットを買えばいい?
歌舞伎のチケットはお値段も色々、地方と歌舞伎座では価格帯も違いますが、25000円の1等桟敷席から4000円の3階B席まで様々です。
値段の高い席はやはり臨場感があって見応えも違いますが、私は3階A席がお手頃なので利用することが多いです。
初めての歌舞伎こそ良い席を取って頂きたいのは山々なんですが、それでハードルが高くなるのももったいないので、自分都合で決めていいと思います。
先ずは気軽に観に行くことです。
持ち物など事前に準備したほうがいいものは?
事前学習は不要、気楽に行きましょう。
予習は全く必要ないです。
下手に予習するより素の状態で行ったほうが楽しいと思います。
会場に「イヤホンガイド」という案内があればそれを借るのがオススメです。
お芝居の解説がイヤホンから聞こええくるので、観劇の妨げにはなりませんし、アレ?っと思うようなところを手短に説明してくれますので便利ですよ。
オペラグラスがあれば持参しましょう。
座席に関係なく、オペラグラスがあったほうがよりお芝居を楽しめますし、自分と役者さんだけの世界にのめり込むこともできるので、あると便利です。
手元にない場合は、会場で借りられたりもしますので探してみてください。
お弁当や軽食、飲み物の準備
お弁当も軽食も飲み物も劇場で販売されています。
事前に買っていく必要はありません。
各劇場のホームページなどで、どれにしようかなとリサーチしておくと短い幕間で慌てなくていいと思いますよ
いよいよ観劇当日、どんな事をした方がいい?
開演時間には遅れないように気をつけて
コレが一番大事!
開演してから座席に入っていくのは気を使いますし、焦った気分でお芝居が始まってしまうとちょっともったいないので、時間には余裕を持っておでかけください。
会場について、ロビーで売店などを物色して、ゆっくり座席について一息ついた頃に幕が開く感じがオススメです。
チラシ、筋書き、イヤホンガイド
3点揃えば問題なしですが、イヤホンガイドがあれば筋書き(パンフレット)はなくてもいいかもしれませんが、筋書きはお芝居の後に気になった役者さんや役柄を再確認してより理解を深めるには丁度いいツールです。
まとめ
初めて歌舞伎を観る方のためにやったほうがいいことやらなくていいことをまとめました。歌舞伎は堅苦しくなく気楽なものなので、構えずに観ていただけたらなと思います。初観劇で気になった役者さんことは忘れずにチェックしてください。劇場にあるチラシで先の公演情報をチェックして、次はいつかな~なんて思い始めたら沼に片足突っ込んでますね、ますますお楽しみが増えました(^^)
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