初代尾上眞秀として歌舞伎座で初舞台を踏むことになった寺島眞秀さん。寺島しのぶさんとの母子共演が話題の「どうする家康」では松平信康の幼少期を演じる姿がほんとにかわいいと話題になりました。寺島眞秀さんのお祖父様は人間国宝の尾上菊五郎さんで、叔父様は尾上菊之助さんです。尾上眞秀さんの家系や、学校、襲名について迫ってみました。
尾上眞秀プロフィール
【本名】寺島眞秀(てらしままほろ)
【生年月日】2012年9月11日(満10歳)
【父親】ローランド・グナシア(フランス人アートディレクター)
【母親】寺島しのぶ(女優)
【屋号】音羽屋
尾上眞秀さん、お名前はおのえまほろと読みます。
尾上眞秀さんは2012年9月11日女優の寺島しのぶさんとフランス人アートディレクターローランド・グラナシアさんとの間に長男として生まれました。
ヤマトタケルが言った「大和は国のまほろば」という言葉が由来しているそうで、お祖父様尾上菊五郎さんの本名、幸秀の秀の字を頂いて、眞秀(MAHOLO)と名付けたそうです。
どこの国に行っても大和魂、大和の美しさは忘れないでという親の気持ちが込められているそうです。
初お目見えは2017年歌舞伎座での『團菊祭五月大歌舞伎 魚屋宗五郎』で 酒屋丁稚与吉 役で、4歳のときでした。
2023年5月歌舞伎座『音菊眞秀若武者』の岩見重太郎武連で初代尾上眞秀を名のり初舞台。
初お目見えの時は、可愛らしい前掛け姿の丁稚与吉に客席のみなさんがニコニコだったのを記憶しています。
寺島眞秀の親は誰?祖父が国宝の凄い家系
【祖父】尾上菊五郎(歌舞伎役者)
【祖母】富司純子(俳優)
【父】ローランド・グナシア(フランス人アートディレクター)
【母】寺島しのぶ(俳優)
【叔父】尾上菊之助(歌舞伎役者)
【従兄弟】尾上丑之助(歌舞伎役者)
尾上眞秀さんは、フランス人の父親と日本人の母親の間に生まれたハーフなんですね。
2012年9月11日生まれの満11歳、小学生です。
眞秀さんはどこの学校に通っているのでしょうか?
寺島眞秀は慶應義塾幼稚舎、何故青山じゃないの?
お母様の寺島しのぶさんは小学校から大学まで青山学院ですし、叔父様の尾上菊之助さん、お祖父様の尾上菊五郎さんも青山学院です。
歌舞伎役者の多くが青山学院の卒業生でもありますので、眞秀さんも青山学院の小学校なのでしょうか?
寺島眞秀さんは慶應義塾の幼稚舎に通っています。
実は、お家でお父様のグナシアさんと話すときはフランス語で会話をされているそうです。
バイリンガルなんですね、フランス語が話せて、歌舞伎の勉強もして、慶応にも合格できちゃうのはIQが高いんだなと思ってしまいますね。
眞秀さんは青山学院の幼稚園に通っていたそうですが、最難関の慶應義塾をお受験してまで進学先に慶応を選んだのにはいわくがありそうですね。
寺島眞秀はなぜ何故慶応に進学したのか?
尾上眞秀さんが慶応に進んだのにはお母様の寺島しのぶさんの思いがかなり反映されているようです。
自分自身が歌舞伎役者になれなかったこと。
寺島しのぶさんは歌舞伎の家に生まれ、自分も歌舞伎役者になりたかったのに自分は女であるがゆえに弟が当たり前のように踏むことができた初舞台が踏めなかくて悔しい思いをしたと後に語られています。
今、眞秀さんを歌舞伎役者として立派に育てたいと考えているのも自分の悔しさが原動力になっているようです。
ですが、弟の尾上菊之助さんのところにも同年代の息子さん、尾上丑之助(9歳)さんがいます。
丑之助さんがすでに名前を継いでいることからもわかるように菊之助さんが菊五郎を継ぎ、その後には丑之助さんが菊五郎を継ぐことは当たり前のこととして存在しています。
尾上眞秀さんは未だ本名であることからも、長男の家の子供と長女の家の子供とでは進路が微妙に異なるのです。
ひょっとしたら眞秀さんもしのぶさんのように悔しい思いをする可能性があるかもしれない、そんな時に同じ学校にいて学年は違えども本家の跡取りとそうでない自分の現実を受け止めながら歌舞伎の修行を積むのは辛いことではないかと考えたしのぶさんが
将来の選択肢がより広がるようにあえて慶応幼稚舎を受験させたのではないかと言われています。
尾上眞秀はどこで観られるの?
尾上眞秀さんはお父様似のはっきりしたかわいいお顔立ちとよく通る声で、評判は上々です。
2024年は1月に新国立劇場中劇場で行われる令和六年初春歌舞伎公演に出演予定です。
NO | 会場 | 公演期間 | 時間 | 演目 |
1月 | 新国立劇場中劇場 | 2024年 月5日(金)~2024年1月27日(土) | 13:00開演 の部のみ | 『勢獅子門出初台』 |
休演日、チケットの情報などはこちらをご参照ください。
まとめ
寺島しのぶさんの息子さん、寺島眞秀さんについてまとめました。とにかくかわいくてしっかりしているので是非観ていただきたい役者さんです。歌舞伎の子役といえば市川新之助さんの襲名が話題をさらっていますが、中村屋の勘太郎、長三郎兄弟を含めこの子供の頃から大人になるまで長く観続けて成長を感じられるのも歌舞伎の醍醐味です。
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